プレゼントの話。 | master-piece (マスターピース)

こんにちは。master-pieceの福井です。

来シーズンの展示会の準備などでバタバタしてしまい、少し間が空いての更新となってしまいました。
いつも主観多めの記事で恐縮ですが、それも含め楽しみにしてるとのお声をいただく事も増えてきた中でお待たせしてしまってすいません。
バタバタさせてくれた新作のお披露目はまだ先になりますが、来シーズンも様々な方面にアプローチしたmaster-pieceらしいラインナップとなっておりますので、そちらもお楽しみにしていただければ幸いです。

ということで本日も相変わらずの主観でピックしたおすすめをご紹介させていただければと思います。
「プレゼント」について。

実は最近友人の誕生日にプレゼントを贈る機会があり色々と考えまして、当然ではあるんですが普段のショッピングとは全く異なる感覚の自分がいて、そこで改めて感じたことがありました。

プレゼントといえば、子供の頃は誕生日やクリスマスなど、様々なイベントで貰う事が多く、それはもうとても嬉しかった記憶として残っています。
クリスマスの朝に”サンタさんが届けてくれた”ゲームソフトを兄弟で取り合ったのもいい思い出です。

大人になってからも貰う事もあれば、逆にプレゼントを贈る機会も増えました。
家族や仲間や友人など、自分の大切な人に何かを贈る。それがモノであれ言葉であれ、日々の感謝やお祝いの気持ちを伝えるのはとても素敵な事ですよね。
私の場合は今回モノを贈ったのですが、個人的にはそこからプレゼントの醍醐味がスタートします。

贈るモノを選ぶ際、大きく分けると2つの方法があるかと思います。
一つは相手に欲しいモノを聞く。これは王道で間違いない方法ですね。確実に喜んでくれます。
対する二つ目はなんでしょうか、そう、サプライズです。一か八かの大勝負。
贈る相手によってどちらもあり得るかと思いますが、私に関してはどちらかというと後者派です。
なぜなら自分も楽しいから。笑

相手の好きなモノやコト、好きなデザインや普段の服装などを思い、これ喜んでくれるかな、あれ似合いそうだな、そういえば最近あんな事にハマってるって言ってたな、なんて事を考えながら選ぶ過程がとても楽しくて、それは贈る側の特権であり醍醐味だと思っています。

ただ肝心なのが、そこで独りよがりになってしまっても良くないですよね。家族や恋人からもらって嬉しいモノと、友人からもらって嬉しいモノも異なりますから。友人からあまりにも大掛かりなプレゼントを貰ってしまった日にはお返しどうしようなんて負担に思わせてしまう可能性もありますし。
でもおめでとうの気持ちはしっかり伝えたい。そんな欲張りな私は7割楽しみながらも3割慎重に選ぶ、そんな感覚で臨んでいます。(比率にすると結局ただのわがままですが。)

今回は友人に向けて。
気軽に喜んでもらえて、間違いのないモノ。
世の中にはきっとたくさんあるだろうけど、簡単そうで意外と難しい。

そこで私自身の経験も通した思い入れの深いアイテムをmaster-pieceからご紹介させてください。

CARABINER
No.02000
W55 H160(mm)
ONLINE STORE

型からオリジナルで作ったキーホルダー。
はじめてリリースされたのは15-16AWシーズンで、以降アップデートを経ながら7年以上もの間、ファンの皆様をはじめスタッフにまで広く愛用され続けているアイテムです。

所謂バッグブランドのmaster-piece。贈る相手への間柄によっては最適なバッグの提案も勿論させてもらっているのですが、気軽に喜んでもらえるような小物類も豊富に揃えています。

このCARABINER、実はmaster-pieceのカジュアルバッグ定番シリーズ「link」のフロント部分に使用されているパーツから生まれており、そのパーツが「link」のアイキャッチとして大変好評をいただいた経緯もあって、そこからキーホルダーとして独立したものになります。

ブラック×ゴールドの金属によるカラビナ部分は型起こしからオリジナルで設計されていて、他ではあまり見かけない形状が印象的です。そこにカラーのバリエーションを持たせたレザーをホックで留め、先端に複数の鍵が引っ掛けられる仕様になっています。

レザーの裁断から各パーツを纏めるホック打ちは自社ファクトリー「BASE」で行っており、職人が一つ一つ丁寧に仕上げています。

気軽に喜んでもらえるかなと思う最大の理由がレザー部分のカラーリングなんですが、印象的な形状のカラビナに対してちょうどいいアクセントになっていて、普段自分では選ばない色だけど、この感じなら差し色に使えそうと思わせてくれるかなと。

パンツのベルトループに引っ掛けるも良し、バッグのショルダーストラップ等に引っ掛かるも良し。キーホルダーとしての機能は勿論担保した上で、ファッションアイテムとしてもしっかり機能してくれます。

そんな色々を思いながらの当日、このCARABINERを友人にプレゼントをしたところ、自分が想像していたよりずっと喜んでくれて、「嬉しくて鳥肌立った」なんて言ってくれて、そう言ってもらえた事が嬉しくて逆にこっちが鳥肌立ってしまったりして。そこから二人で飲んだお酒はもう本当美味しかったです。

このアイテムに対しての思い入れが深いもう一つの理由がありまして、6〜7年前に大阪で開催された野外イベントに2日間出店して自社ファクトリーによるワークショップを行っていた際、初日に仙台から遊びに来てくれた若者たちがいました。仙台から、、、！？それに本当ビックリして、でも何よりも嬉しくて。明日も大阪にいるならちょっとだけ寄ってくださいとお願いしたんです。その日イベント終了後にお店に寄ってこのCARABINERを買い、翌日個人的にプレゼントしました。
その時はカッコつけたかったんですけど、既に仙台の直営店で買って持ってくれていました。笑
でも「このカラーは持ってなかったから嬉しい！」って言ってくれて、私も「わざわざ大阪に来てくれるぐらいだから、そりゃあ持ってますよねー！」なんて笑ってしまって。
とにかくすごく嬉しい出会いがあったイベントでした。

それから1ヶ月ぐらいした時に私宛にある荷物がオフィスに届いたんです。開けてみるとあの時に出会った仙台の方からのお礼の手紙でした。内容は割愛しますが、すごく嬉しい言葉を貰いました。6〜7年前とは思えないぐらい鮮明に覚えている、自分の中で大きい出来事です。

直近の体験から過去の体験までを通して思う事は、貰うことは勿論嬉しいんだけど、実は贈ることの方が嬉しいんじゃないかという事です。喜んでもらおうと贈ったはずが、結果的にこっちが色々な喜びを貰ってるような気がします。

長くなってしまいましたが、皆様もプレゼントで迷った際はぜひmaster-pieceの直営店にお立ち寄りください。私は今回自分の経験から「CARABINER」を紹介させていただきましたが、各店のスタッフが私とはまた違う角度で贈る側、貰う側の気持ちになって一緒に悩みます。そんな過程も含めてプレゼントを贈る事を楽しんで貰えれば幸いです。