こんばんは、master-pieceの福井です。
夏頃から定期的な更新を心がけているこちらの「JOURNAL from PRESS」ですが、先日ふと7月以降のアクセス数を見たところ、なんと累計2万回を超えていました。
SNSなどで更新のお知らせはさせてもらっていますが、WEBサイト上では結構掘らないと辿り着かないこのコンテンツ。
たくさんの方に見ていただけてとても嬉しいですし、より一層みなさまのバッグライフが豊かになる情報発信に努めたいと感じた次第です。
普段は主観100%で更新していますが、ゆくゆくは何かしらの形でご紹介するアイテムのリクエストなんかも受け付けたいなぁーなんて思っていますので、その際はぜひご参加くださいませ。ということで本日もmaster-pieceから一つ、個人的に選りすぐったアイテムをおすすめさせていただきます。
わざわざ私がご紹介するまでもないのですが、多くの方々からご好評をいただいている人気であり定番シリーズ「slick」について。誕生したのは2016-17AWシーズン、ビジネスシーンにおけるバックパックが市民権を得て少し経ち「ON/OFFどちらでも使える」バッグが注目されはじめた頃です。master-pieceとしても2010年前後からビジネスシーンでご使用いただけるバッグも精力的に展開しており、この「slick」はそこから更に一歩踏み込んで渦中の「ON/OFF」需要に対してmaster-pieceから生み出された第一作のような存在です。
シリーズとしてはバックパックを中心にスリングバッグやトートバッグなども展開してきた「slick」ですが、今年のSSシーズン、生地や機能をアップデートし「ver.2」として新たにお披露目させていただきました。アップデート以降もバックパックの人気は非常に高く、先日こちらで3つのバックパックをご紹介させていただいたのですが、本日はその中から一つ「No.02482 バックパックM」に改めてフォーカスを当てたいと思います。
所謂ビジネスバッグの概念というのも難しいのですが、強いて条件らしいものを挙げるならば、
・書類が収納できる。
・ノートパソコンが収納できる。
・強度が優れている。
・ビジネスシーンに適している。
パッと思いつくのはこの辺りでしょうか。
コンパクトなものでない限りほぼ全てのバッグで実現できるかと思いますが、個人的には最後の「ビジネスシーンに適している」という点が肝かなと感じております。機能はもちろんですが、デザインが自身のワークスタイルに合うか合わないか、そこを前提に選ばれる方も多いかと思います。
バリスティックナイロンのバックパックやブリーフケースを使う人、レザーのトートバッグを使う人、カジュアルなバッグを使う人、なんならサコッシュでも仕事ができちゃう人。その人のワークスタイルに合っていればどんなバッグでもそれはビジネスバッグの正解かと。例えば職人さんが使う道具のように、バッグにその人となりが出ていれば漏れなく格好いいとさえ思います。
ひとつバッグブランド目線でいわせてもらうならば、洋服やシューズのように仕事はこのバッグ、休日はこのバッグ、のような感覚で使い分けてもらえると一層楽しい事を提唱したかったりするのですが「そんなに沢山のバッグを置く場所が無い。」という声もあるかと思いますし、そういった意見から生まれたのが先述した「ON/OFFどちらでも使えるバッグ」の需要だと思います。
少し話は逸れましたが「slick」のどこが「ON/OFF」に適しているかといいますと、やはり真っ先に思い浮かぶのはデザイン性です。BLACKとNAVYの2カラーでの展開ですが、どちらも1トーンでスッキリした印象になっており、ジャケットやシャツはもちろん、パーカーなんかに合わせてもらってもばっちりハマります。
slickシリーズでいうと現状3タイプのバックパックがあるのですが、その中でも私がこのNo.02482 バックパック Mをおすすめしたい理由がそのシルエットです。ここは好みも影響してくる部分なのであくまで私の意見でしかないのですが、他の2タイプのバックパックはスクエア型をしておりまして、ON/OFFのどちらかというとON寄りというアイテムです。
BACKPACK L No.02480
W290 H440 D115mm
46,200yen
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2WAY BACKPACK No.02481
W280 H395 D115mm
33,000yen
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機能に関しても内装をコンパートメントできたり、2WAYでの使用ができたり、軽い出張ならこれ一つで行けてしまうほどの収納力など、ビジネスシーンでの利便性が強く反映されています。
BACKPACK M No.02482
W290 H475 D120mm
28,600yen
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対するこちらのNo.02482 バックパック Mは少し丸みを帯びた形状で、どちらかというとOFF寄りのシルエット。
とはいえシンプルなデザイン故にビジネスシーンでも全く違和感がなく、素材感も相まってむしろ今っぽい印象さえも与えてくれます。
機能はスクエアタイプ程ではないものの、日々のビジネスシーンでの使用には十分な内容となっています。
荷物がそこまで多くない方や、休日も同じバッグでサクッと外出したい方へは猛烈におすすめしたいバックパックです。
メインで使用されている素材は、高耐久性PUがコーティングされたポリエステル。このコーティングにより高い防水性と独自のマット調の雰囲気が実現しています。床に接する部分には裏面にPVC加工が施されたINVISTA 社の1680dコーデュラバリステック®ナイロンを使用することで、摩擦に対する強度や防水性が更に向上しています。
slickシリーズのバックパック全てには、以前何度かご紹介させていただいている「m-strap」が搭載されており、強力なストレッチテープとナイロンテープの二重構造が身体に負荷のかかる荷重を分散してくれます。詳しくはこちらをご覧ください。
本体の背面側に配されたノートPCの専用のオープンポケットや、ちょうど腰に当たる箇所にくる貴重品などの収納に適したファスナーポケット。この辺りはビジネスシーンではマストな機能ですね。
出し入れの頻繁な小物、例えば折り畳み傘やウォーターボトルや手帳などはフロントのファスナーポケットやサイドのオープンポケットを使い分けていただくと便利です。
収納に関してはショールームで撮影した動画でもご紹介していますので、よければご覧ください。動画の最後にあるキーホルダーが引っ掛けられるループ状のテープも色んなシーンで役立ってくれます。
アップデート以前よりビジネスシーンで人気を誇るアイテムでしたが、ver.2では機能面はもちろんのこと、デザイン面が一層ソリッドになった事でさらに汎用性がアップしたように思います。そして本モデルから採用されたm-strap、これはバックパックユーザーの皆様にはぜひ体感してもらいたい機能です。
ONとOFF。二兎を追うものは〜なんてことわざもありますが、このslickに関しては技術やノウハウを駆使しどちらも捕まえた、そんなアイテムです。ぜひ直営店やオンラインストアでご覧くださいませ。