1994年創業、大阪生まれのバッグブランド。
1994(平成6)年、大阪湾の南端に浮かぶ人工島に関西国際空港(関空)が開業し、ますます人と活気に満ちた街、大阪で同年マスターピースは創業し30年目を迎えました。
当時はアウトドアブームの真っ只中で、街で着用するメンズバッグがファッションとしてまだ浸透されていない時代。そんな時代に、日本発信のブランドとしてデビューを果たしました。
アウトドアブランドに慣れ親しんだユーザーも納得の機能性に対し、ファッション性を高次元で融合したバッグ。機能性はファッションの一部で楽しむものとして、その機能美を追求してきました。
創業から現在に到るまで常に時代の声に耳を傾け続け、国内外に直営店を展開。自社工場を構え、メイドインジャパンとしてこだわり抜いた製品を今も作り続けています。
今回は、30周年を機に、私たちがリリースしてきた製品を振り返る<前編>として記事にしたので、ご興味のある方は是非ご拝読ください。
1994-2010
・ master-pieceを作ってくれた象徴的デザイン OVER(1998)
・ アウトドア型に上質なマテリアルを落とし込む RIPE(2007)
・ 遊び心あるメタリック調のパッチワーク EDGE(2007)
・ 作業手間をかけたレザーとスエードのコンビネーション SURFACE leather ver(2008).
・ 深みのあるレザー、スエード、ツイルの三つ巴でカジュアルテイストに Density(2009)
・ ファブリックにこだわったキャンバストート No09 MASTERTEX CANVAS-c(2010)
最も初期のシリーズ
INDY(1997)
ブランドで最も初期のシリーズ。塩水をかけあえて目を詰まらせ強度を増したギャバ乾燥布や異素材の組み合わせにより、ワーク、アウトドアテイストに仕上げたマスターピースの原点となるデザイン。
master-pieceを作ってくれた象徴的デザイン
OVER(1998)
1998年にリリースされたmaster-pieceを象徴するシリーズ。これまでにも様々なカラーやモデルが生まれました。このバッグが現在の”master-piece”を作ってくれたといっても過言ではありません。
2002年 直営店MSPC PRODUCT南堀江店オープン (以降、継続的に直営店を全国に展開)
ビンテージ感を追求したプロダクト
WASH(2005)
厚手のコットン生地をベースにストーンウォッシュ加工を施し、キズや剥がれたメッキでビンテージ感あるプロダクトに仕上げたシリーズ。
2005年 MSPC PRODUCTプレスルームを東京、渋谷区神宮前にオープン。
アウトドア型に上質なマテリアルを落とし込む
RIPE(2007)
肌目の細かい馬革を使用し、防水鞣しを施しています。時間を掛けてほぐすことでソフトな肌触りに仕上げ、アウトドアの型に上質なマテリアルを落とし込んだシリーズです。
柔らかさと強さを閉じ込めた
FOLD(2007)
厚みのあるレザーを手間のかかる作業で柔らかくなるよう下地を作り、革は柔らかく、そして強度の高い生地に仕上げたシリーズ。風合いにこだわった色付け加工も施しています。
遊び心あるメタリック調のパッチワーク
EDGE(2007)
ナイロンにPVC加工を施し光沢、防水性、強度の特性を加え、メタリック調のエナメルとのパッチワーク使いがアクセントの遊び心あるデザインのシリーズ。
作業手間をかけたレザーとスエードのコンビネーション
SURFACE leather ver(2008)
厚みのあるレザーを鞣す段階でオイルを多めに使用し、柔らかい質感と色付けをしています。マスターピースらしい作業手間をかけたレザーとスェードのコンビネーションがアクセントのシリーズ。
深みのあるレザー、スエード、ツイルの三つ巴でカジュアルテイストに
Density(2009)
深みのある色が特徴的なツイルと、独特の風合いに仕上げたレザーとスェードを使用しています。上品なマテリアルとレザーをカジュアルテイストに仕上げたシリーズ。
ファブリックにこだわったキャンバストート
No09 MASTERTEX CANVAS-c(2010)
光沢と強度のある高級とされているコーマ糸を、現在あまり生産されていないシャトル織で織られています。また生地は織端がほつれないようにセルビッチと呼ばれる黒x黄x黒の3本ラインの耳がついており、master-pieceオリジナルの MASTERTEX CANVASを使ったシリーズです。
任天堂 x master-piece collaboration (2010年)
Panasonic x master-piece collaboration (2010年)
2010年 直営店 MSPC PRODUCT sort 台北オープン (以降、継続的に直営店を台湾に展開)
後編に続く